『このまま今の会社にいていいのか？と一度でも思ったら読む転職の思考法』レビュー！転職前に読むのがおすすめ！

2018年9月7日2018年11月21日

当サイト管理人である私タイムセールリマインダーは、前職は普通のサラリーマンでした。

今でこそ自営業ですが、ブラック企業を勤めあげた退職後、転職するべきか自営業になるべきか本当に悩んでいた時期があったのです。

今回はそんな自分の将来に悩める皆さんへ、『このまま今の会社にいていいのか？と一度でも思ったら読む転職の思考法』という書籍についてレビューしていきます。

『このまま今の会社にいていいのか？と一度でも思ったら読む転職の思考法』

著者である北野唯我(きたの ゆいが)さんは、博報堂へ入社後、ボストンコンサルティンググループを経て、現在は人材ポータルサイトを運営するワンキャリアの執行役員です。

言わば、就職・転職・人材といった領域の専門家ですね。

今回のこの『このまま今の会社にいていいのか？と一度でも思ったら読む転職の思考法』は、転職するべきかどうか迷うサラリーマンを主人公にした、物語形式の書籍になっています。

今回はKindleで読みました。

全体レビュー：物語形式なので飽きが来ない

実際の転職活動に必要な意識や知識、マーケティング感覚などが物語形式で展開されているので飽きがこないですね。

要所要所でポイントとなる事柄もまとめられているので、理解しながら読み進めることができます。

また、ありがちな『嫁(彼女)ブロック：転職前に配偶者に決断をやめさせられること』についても解決策が提示されているので、非常に現実的な書籍です。

おすすめな理由：転職という行為の本質が分かる

転職と聞くと、『嫌な会社を辞める』とか『根性がない』などといったイメージがあります。

しかし本書を読むと分かります。

それらは全く、転職の本質ではないことが。

• なぜ転職するのか？
• 転職は本当に望ましくないことなのか？
• 転職先の会社はどう選ぶべきか？
• 転職してはいけない会社とは何か？
• 転職エージェントの言いなりになってはいけない理由とは？
• 1歩手前になって転職を迷うのはなぜか？

誰しもが陥るこれらの問題を、どのように乗り越えどう捉えるべきか。その答えやヒントになる考え方が目白押しです。

ハローワークの棚には置いていない話が満載で、だからAmazonのレビューでも『もっと早く知りたかった』と記載があるのでしょう。

もう少しなところ：具体的な動き方についての記述は乏しい

ストーリー仕立ての書籍のため、具体的にどういうエージェントがいいとか、ハローワークの上手な使い方などといったノウハウ情報は掲載されていません。

本書の目的は、あくまでも『このまま今の会社にいていいのか？』です。

具体的な解決策まで書いてしまうと書籍の趣旨とズレてしまうので仕方ありませんが、簡単にでもいいので紹介してほしかったところです。

ただ「そこまでは面倒見切れない。自分で考えろ！」と、本書の『転職のプロ』に言われそうですね。

まとめ：転職前の参考書としておすすめ！

本書は著者の知見がふんだんに盛り込まれた、まさに「転職する前に読みたかった」1冊となっています。

私もブラック企業を辞めたあとに呆然としていた時期がありましたが、これを読んでいればもっと早く自営業として活躍できていたかもしれません。

転職前の参考書としておすすめですので、是非読んでみてください。